peche の SDGs への取り組み
SDGs(エス・ディー・ジーズ)って何?
2015年9月、ニューヨークの国連総会にて、持続可能な開発のための2030アジェンダが世界各国のリーダー立ち合いの下採択されました。
そこに含まれる17の持続可能な開発目標をSDGs(エス・ディー・ジーズ)といい、2016年1月1日に、2030年までの15年後の達成に向け、
正式に取り組みがスタートしています。
「持続可能な開発」とは・・・今ある資源を未来の人々に残すため、共に成長し、他者を思いやり、環境を大切にする取り組みをいいます。
SDGs の目標「世界中の誰一人置き去りにしないために」
SDGsの17の目標は相互に関連しており、貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな
諸課題について、2030年までに解決を目指しています。
MDGs から SDGs へ
国際社会は2015年を期限として、世界共通の開発目標としてミレニアム開発目標(MDGs エム・ディ・ジーズ)を掲げ、
世界の課題解決に向けた活動を展開していました。
国際社会の共通の目標が期限を迎える中、財政危機・自然災害等による世界情勢の不安定化、新興国をはじめとする国際情勢の変化、
気候変動や生物多様性の保全などMDGsでは十分対応しきれない新たな課題に目を向ける気運が高まりを見せ始めました。
ミレニアム開発目標(MDGs)は人間開発分野における目標であり、途上国の貧困や初等教育、保健等の従来通りの開発問題が中心で、
先進国はそれを援助する側という位置づけでした。これに対し、SDGsでは開発という側面だけでなく、経済面・社会面・環境面の3つの側面全てに対応することが求められています。
また、全ての国を対象とし、日本を含む先進国における生産と消費、自然エネルギーも視野に入っています。
SDGsに向けて pecheの取り組み
(1)環境問題への取り組み
インドのオーガニックコットン生産地における児童の就労・教育問題に取り組んでいる「ピース・インド プロジェクト」への活動資金の支援や、
オーガニックコットンの地球環境への貢献プロジェクトであるオーガビッツプロジェクトへの参画をしています。
また、リサイクルポリエステルの推進を通し、海洋ポリエステル問題への取り組みに参画しています。
オーガニックコットンやリサイクルポリエステル製品をオリジナルTシャツや各種ユニフォームの素材に選択していただける仕組みを提供すると共に、環境負荷軽減や生活格差問題へのアプローチを続けています。
<関連商品>
⇒ 品番:t21 オーガニックコットンTシャツ
⇒ 品番:t39 8.8ozオーガニックコットンTシャツ
⇒ 品番:t30 リサイクルポリエステルTシャツ
⇒ 品番:t43 リサイクルペットボトルTシャツ
⇒ 品番:pol18 リサイクルポリエステルポロシャツ
⇒ 品番:pol19 リサイクルポリエステル長袖ポロシャツ
⇒ 品番:bl17 リサイクルペットボトルストレッチジャケット
⇒ 品番:tb22 リサイクルポリエステルバッグ(パッカブル仕様)
⇒ 品番:tb27 リサイクルペットボトルバッグ
⇒ 品番:tb28 オーガニックコットントートバッグ(S)
⇒ 品番:tb29 オーガニックコットントートバッグ(M)
⇒ 品番:tb30 オーガニックコットントートバッグ(L)
(2)世界の貧困への取り組み
世界人口の5分の1を占めるバングラデシュ、ネパール、インドを含む南アジア。
この地域では、絶対的貧困層と呼ばれる、その日の食べ物を得るのにすら苦労する人々が多く存在しています。
その数は、世界人口の40%、5億人とも言われています。
現地では、水、衛生設備、基本的な保健サービスなどが受けられず、健康や栄養面で危険に晒されている現状があります。
また、貧しさから学校へ通えない子どもたちも多く、社会的に疎外されてしまったり次世代に亘り貧困が繰り返される状況となっています。
pecheでは、フェアトレードアイテムの普及・販売を通し、世界の貧困地域の経済的自立を促す活動へ参画しています。
<関連商品>
⇒ 品番:t32 オーガニックコットン フェアトレードTシャツ
(3)日本の食品ロス(食品廃棄)問題への模索
食品ロスとは、本来食べることができるのに捨てられてしまう食品のことをいいます。
現在、食品廃棄量の増加は世界的な問題となっており、日本においても看過できない状況が広がっています。
農林水産省によると、日本の食品廃棄物等は年間2,759万t あり、その中で本来食べられるのに捨てられる食品の量は年間643万t(2016年度推計値 農林水産省HPより)になっています。
日本人1人当たりが、毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てている計算になります。
そして、その中の半分以上が事業者の生み出した食品廃棄物になります。
pecheでは、本来なら食品ロスに回る食品を活用し販売製品に組み入れることで食品ロス問題へ取り組みをしています。
<関連商品>
⇒ t22 フードテキスタイルTシャツ
(4)地域の企業として、子供たちにできることの模索
文部科学省が学習指導要領で目指す「社会に開かれた教育」。
連携して担うべき地域の一企業として、これまで、体験講座の実施や各地の小中学校において働く意義についての授業などを行ってきました。
子供たちの未来のため、これからもpecheにできることを模索していきます。
<参考>
・国際連合広報センター
・jica 「私たちが目指す世界」2018年4月改訂 製作:公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン
・United Nations Millennium Development Goals
・環境省「海洋プラスチックごみに関する状況」2019.2
・国連環境計画(UNEP)インフォグラフィックス