オリジナルTシャツのプロのデザイン 5つの秘訣
オリジナルTシャツをつくるとき、何に注意したらいいのでしょうか。
ここでは、プロのデザイナーが注意するポイントについて説明させていただきます。
知らなかった部分は、データづくりの参考にしてくださいね。
目次
1.キレイに表現できる線の太さとデザイン
2.プリントする色数
3.プリントする位置
4.多面体で確認する
5.使ってはいけないロゴやキャラクター
6.イラスト等はデザイン素材を活用する
1.キレイに表現できる線の太さとデザイン
キレイに表現できる線の太さは、どんなに細くても、0.5mmとなります。
これより細い線は、かすれたり、線が途切れたりする危険があります。
◆Word、Execel、Powerpoint、イラストレータデータ作成時の注意点
また、プリント方法によって下記の点に注意してデザインする必要があります。
プリント方法について→シルクスクリーンプリントと転写シートの違い
<シルクスクリーン>
グラデーションのある線やイラスト、画像の入ったデザインはきれいにプリントされません。
実線でデザインをする必要があります。
<転写シート>
グラデーションのある線やイラスト、画像の入ったデザインでも問題はありません。
ただし、どこかのホームページからダウンロードしたイラストや画像は、イラストや画像の質が荒い可能性が
高いのと、著作権の問題が発生する場合があります。
※著作権の問題についてはこちらを参照 ⇒ 5.使ってはいけないロゴやキャラクター
<カッティングシート>
グラデーションのある線やイラストのデザインは、色付シートでプリントを行うカッティングシートの
プリントでは再現ができません。
2.プリントする色数
Tシャツのイメージを決めてから、色を決めていきましょう。
Tシャツとプリント色の配色は、同系色は目立ちにくい反面、BODYとプリント色が一体化して、
落ち着いたイメージに仕上がる傾向にあります。
同系色だとこんなイメージです。
拡大してみます。
また、黒と白のように、反対色は目立つ反面、配色によっては、奇抜なイメージを与える場合があります。
生地の色とプリント色の相性を見たい場合は、カラーシュミレーターを活用してみてください。
⇒カラーシュミレーター
4.多面体で確認する
オリジナルTシャツのデザインで、一番忘れてはいけないことは、胴体部分のふくらみなど、
着用する人体の曲線をイメージしてデザインをするということです。
具体的には、机に平置きしてデザインを考えるだけではなく、人に着せてみるとイメージがわきやすいです。
ただ、作成したデザインのTシャツを、毎回、人体に着せて具合を見るのは現実的ではないので、
pecheではマネキンを使用しています。
また、多面体で確認する時は、実際にプリントするTシャツの生地も想像しながら確認するとベストです。
生地の種類については「オリジナルTシャツのプリント」「レディースTシャツのプリント」をご参照ください。
5.使ってはいけないロゴやキャラクター
デザインに使用してはいけないロゴマークやキャラクターがあります。
個人で使用する場合は問題ないという解釈もありますが、その基準はあいまいです。
実際の裁判例でも、十分な基準が示されているとも言い難い状況にあります。
そのため、著作権が特定の人に帰属するロゴやイラストに関しては、
個人使用の場合であってもお引き受けしない業者も多くあります。
デザインしたいマークがプリントできるのかどうか、業者さんに相談してみましょう。
下記ページもご参照ください。
⇒ご注文をお受けできないTシャツ
6.イラスト等はデザイン素材を活用する
イラストを描ける方はオリジナルのイラストを描いて使用するのが理想ですが、
イラストが描けない方、時間のない方にとってはハードルが高いものです。
そこで、素材となるイラストを用意してみました。
よく使用されるイラストをカテゴリーにまとめてありますので、
この中で使用するイラストを選んでデザイン指示の際にお役立てください。
また、グループのお友達とどんなイラストを相談するときに、
こんなイラストはどうかなという話題の一つにするのも有効的だと思います。
デザイン素材→オリジナルTシャツ デザイン素材集
まとめ
いかがだったでしょうか。
技術的な部分から法律的な部分までポイントがありましたが、一番大切なのは、
「企画を考え、業者へ発注し、お手元に届く」までのプロセスを
仲間と楽しんで取り組んでいただくことなのではないかと思います。
その途中にある難しいことや煩雑な部分は、当社のような業者がお引き受けさせていただきます。
そのようなスタンスで、オリジナルTシャツ作成に取り組んでいただければ、
きっと、思い出に残る体験につながるのではないかと思います。
ご不明な点があればいつでもお問い合わせください。
当社スタッフは、皆様の想い出づくりに関わりたくてウズウズしていますので。