熱中症対策になるオリジナルTシャツの生地
イベントの多い夏場。この時期になると熱中症に関する注意や事故の報道も増えてきますよね。
オリジナルTシャツをつくるにあたって、熱中症対策は無視できない問題になっています。
マスクと熱中症
特に近年、花粉症や感染症の流行などで予防対策としてマスクの着用が注目されるようになりました。
飛沫の拡散防止になるこのマスク、実は、熱中症になる危険性を高めてしまうため厚生労働省は注意を呼びかけています。
厚生労働省の発表によると、「マスクは飛沫の拡散予防に有効」としつつも、「心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあるため、
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクを外すようにしましょう。」とされています。
(厚生労働省ホームページより一部引用)
せっかくオリジナルTシャツをつくるならば、熱中症について正しく理解し、熱中症の時期でも快適に過ごせるものをつくりたいですよね。
そこで、熱中症とその対策に適したオリジナルTシャツの生地についてまとめてみました。
熱中症ってどうして起きるの?
熱中症は、外気の暑さによって体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、
体温の調節機能がおかしくなることによって起こる様々な障害のことをいいます。
健康な人でも、屋内外に関わらず、短時間で発症する場合があります。
外気の暑さによって体温が上がると、体内では自律神経が働き、汗をかいて体温を
下げようとしてくれます。
しかし、蒸し暑い環境の中、自律神経の働きが鈍り汗が出にくくなることで、体内に
熱がたまり、熱中症のさまざまな症状を引き起します。
具体的な熱中症の症状としては、以下のものが挙げられます。
1.めまい、立ちくらみがする
2.頭が痛くなったり、吐き気がする
3.身体のだるさ、判断力や集中力の低下
4.発熱
5.けいれん
6.意識が低下、または気を失う
上記症状がなくても、気温が24℃を越えた場合、熱中症の発生する危険が高まります。
真夏でなくても危険な熱中症
総務省の「熱中症による救急搬送状況」を見ると、例年、まだそれほどの暑さでもない5月上旬にも、熱中症による救急搬送者が
数百人程度出ています。 また、冷夏でも急に気温が上がった時には熱中症が発生することが確認されています。
「まだ真夏じゃないから」ではなく、油断せず熱中症予防を心がけたいですよね。
「あれ?熱中症かな!?」と感じたら・・・
熱中症かなと感じたら下記の行動を心がけましょう。
1.涼しくて風通しの良いところに寝かせる
木陰や建物の陰など素早く移動しましょう。
2.たっぷり水分と塩分をとる
水分だけだとかえってひどくなる場合があります。
スポーツドリンクや水1リットルあたり2グラム程度の食塩を入れた水が適しています。
3.衣服内の熱を逃す
服のボタンをはずしたり、ズボンのベルトを緩めて熱を逃がしましょう
4.体内の熱を下げる
首や脇の下、足の付け根はなど、太い血管が近くを通っている箇所を冷やすと効果的に体温を下げられます。
5.救急車を呼ぶ or 医療機関へ運ぶ
軽度なものでも、救急的な処置をして最終的に医療機関に相談されることをおススメします。
医療の専門家でないと重軽症の判断がなかなか付かないからです。
屋内における熱中症の予防方法
部屋や建物の中でも熱中症の危険はあります。
直射日光などにより部屋の温度が上がっている場合は要注意です。
また、吐き出す息や身体の表面からも目に見えない水分が常に身体から放出されているので、高齢の方や自分で意思表示のできない乳児、新陳代謝の激しい子供は、 部屋の中にいて特に暑い場所や運動をしているわけではなくても、熱中症予防を心がける必要があります。
屋内における熱中症の予防方法としては下記のポイントが挙げられます。
1.直射日光を遮る
直射日光は空気の温度を上げてしまいます。カーテンやすだれなどを使って強い日差しを遮りましょう。
窓付近の打ち水も有効です。
2.エアコンと扇風機を使う
暑い日には我慢は禁物です。エアコンや扇風機で室温を下げましょう。
3.こまめな水分補給
脱水症状を起こすと喉の渇きが感じにくくなります。
喉の渇きを感じる前からこまめに、水分・塩分、経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)を補給しましょう。
4.着用する服はできるだけ白色に近い色を
興味深い実験があります。快晴で風がほとんどない気温30℃のある日、9枚の色の異なるシャツの表面温度がどのように変化していくかという実験がされました。
結果は、黒や深緑色は50℃を超えたのに対し、白系のシャツは気温と同じ30℃だったそうです。
ちなみに一番低い白色から順に、黄色、グレー色、赤色、紫色、青色、緑色、深緑色、黒色と温度が高くなっていったそうです。
生地の透けが気になる方は、黄色やグレー色でもいいかもしれません。
熱中症対策には、できるだけ温度を吸収しない色を選ぶのがオススメです。
屋外における熱中症の予防方法
屋外では下記のポイントに注意して過ごしましょう。
1.日傘や帽子を着用する
帽子、日傘、ショール、上着等で、紫外線や赤外線を遮りましょう。
黒系の色は熱を吸収して暑くなるため、白系の色がオススメです。
2.日陰でこまめに休憩を取る
例えば15分ごとに一休みするなど、意図的に時間を決めて建物や木陰などで休むことが大切です。
3.天気の良い日は日中の外出をできるだけ控える
直射日光をできるだけ浴びないようにするだけでも熱中症を防ぐのには有効です。
外出しても時間を決めて疲れる前に休みましょう。
4.こまめな水分補給
屋内での予防方法にも書きましたが、脱水症状を起こすと喉の渇きが感じにくくなります。
喉の渇きを感じる前からこまめに、水分・塩分、経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)を補給しましょう。
外でも屋内でも共通して気を付けたいポイント
外の場合、室内の場合とに分けてポイントを書いてきましたが、外でも室内でも共通して気を付けておくといいポイントは以下の2点です。
1、保冷剤、氷、冷たいタオルなどで身体を冷やす
うちわや扇子、携帯用扇風機もいいですよね。
2.吸汗速乾素材の衣類を着る
身体の蓄熱を避けるために、通気性のよい吸汗速乾素材の衣服を着用するのがいいとされています。
衣服内に風を通すことができるゆとりある形やサイズのものだとベストです。
<pecheの 熱中症対策になるオリジナルTシャツ生地について>
pecheの吸汗速乾Tシャツの特徴
ハイレベルな
DRY(吸汗速乾)能力!
綿に比べて速乾性が高く、ベタつく汗を素早く吸収し、水分を繊維内に籠らせることなく即座に発散します。 衣服内を快適に保つと共に、優れた速乾性で洗濯後も素早く乾きます。 リアルなスポーツシーンはもちろん、友達同士のサッカーやハイキング、そしてもちろん夏場のデイリーウェアとしても快適な着心地が得られます。
UVカット
現代では、夏だけではなく、年中、紫外線対策が必要となっています。 UPFとは、世界で最も紫外線対策の歴史があるオーストラリア/ニュージーランドで定められた国際基準を指します。
アパレル製品等品質対策協議会のガイドラインにより、下記の基準が定められています。
[紫外線遮断率]
90%以上・・・A級
80%以上・・・B級
50%以上・・・C級
[UPF値]
オーストラリア/ニュージーランド規格(AS/NZS4399)で定められた基準です。
UV(紫外線)の人体に対する影響度を示しており、数値が大きいほど紫外線の影響を防ぎます。
UPF15・・・Good protection(UPF15~24)
UPF25・・・Very Good protection(UPF25~39)
UPF40・・・Excellent protection(UPF40~49)
UPF50+・・・Excellent protection(UPF50以上)
スタッフウェア、物販Tシャツ、サークルにオススメ
福祉業界で人気
本格的なスポーツチームにオススメ
まずは御見積から
上記の商品写真か商品名をクリックしますと商品ページへ飛ぶことができます。
そこから御見積依頼をしていただければ、pecheから御見積をさせていただきます。
「できるだけ安く、できるだけいいものを」そのお手伝いができればうれしく思います。
<参考文献>
熱中症予防リーフレット 厚生労働省
「熱中症患者速報 平成27年度報告書」 国立環境研究所
「熱中症環境保健マニュアル」 環境省
「Kids express」 サントリー食品インターナショナル株式会社監修 株式会社教育新聞社発行
きょうの健康「熱中症」 NHK出版
「最小スケール気候変動適応策としての被服色彩選択効果について」 国立環境研究所 一ノ瀬俊明著