注)以下の文章は、実際にインタビューを受けていませんが、受けたテイでつぶやきさんが一人二役で書いてます。
― (笑)お、おと(笑)お父さんって(笑)いぺんに(笑)脱ぐね(笑)って、すごく面白いTシャツですね!
これは、マニュキュアを消す時に使う除光液で色落ちすることを逆手に取って文字にするという裏技です。
― 一度見たら忘れません。
そうですね、Tシャツはインパクトが大事だと思っているので。
― ご自分で作ったんですね?
はい、実験番組でオリジナルTシャツを作ろうということで。
うれしくて結構着ています。
― これを着ると気分が上がりますか?
はい、テンション上がるTシャツですね。やっぱり自分が着たいものを着るのが一番ですよね。
― あの~失礼かもしれませんが、これを着て外に出るのは恥ずかしくないですか?そこまでしてなぜ着るんですか?
おっしゃる通りこれだけだとさすがに恥ずかしいので、上にペラペラのシャツくらい羽織ったりしますけど、ま、文字はチラチラ見えちゃいますよね。
なので初対面の人とか、挨拶してすぐ目線が顔から下に降りるのがわかります。
ん? 何か書いてあるなって。
でもTシャツを気にしていると思われたくない、そんな見え透いたあざといTシャツを気にした方が負けだという思いからでしょうか、相手はすぐに目線を戻します。
でも人間、怖いもの見たさという抑えられない欲望が潜んでおりますので、また目線を下げ確認しようとする。
相手の目線の上下運動をもてあそぶように僕は体をひねったりしてTシャツにしわを作り文字を読みづらくする。
もう僕のことなんかどうでもいい、相手はちゃんと読みたくて必死に目で追いかけてくる。
そして、お父さんって、いっぺんに脱ぐねって書いてあったのか! と相手が謎解きを解明した直後のような安堵な表情を浮かべた瞬間、いっぺんに脱いでやるんです。その時の相手の驚愕した顔が見たくて着ています。
― は~。
あ、すみません、長くなっちゃいましたね。
話と襟首は伸びちゃダメですよね。
― は~。
結局僕が言いたいのは、裸が一番。
― は~。